ITに対する取組み

東洋ボデーでは、「少量」、「多品種」、「短納期」を実現し、ITによる様々な効率化を図ることで、顧客信頼度の向上を目指しています。

高生産性・高収益性システムの構築

自動車関連業界は、自動車排出ガスや騒音、リサイクル等の環境問題、トラックタイヤ脱落事故に代表される安全問題など、社会的影響が大きい課題を抱えています。大手トラックメーカ-並びに全国系列販売会社へ、リヤボデー又はそれをシャーシに搭載し供給する当社の様なボデーメーカとしては、同様十分なる配慮が必要です。

同時に近年環境問題等による法規制の強化から需要が定期的に喚起される事が予想ますが、保有台数の減少傾向は続き、業界の”選択と集中”が今後加速されるものと考えられます。

その中で独立資本である当社が業界で生き残る為には、更なる顧客サービスの向上が事業拡大のキーとなっており、その為には短納期に対応した効率的な生産、標準的な平ボデーなど従来型の量産品をターゲットとしていた生産システムから、自社開発設計したサイドスライド・バンボデーやウィングボデー等の少量多品種製品を顧客ニーズに合わせて生産する個別オーダーメード型生産システム又は全国各販社(ディーラ)へ製品を供給する為のサプライチェーンによるスムースな生産販売システムの構築が重要となってきています。

事業のシステム構成概要

事業のシステム構成図

事業成果

■生産性の向上

オーダーメード受注を平準化生産することにより、直接工変動費(残業代)を約40%削減。

■業務の効率化

生産システムの運用により、生産管理業務の直接作業時間を約20%削減。

■顧客サービスの向上

車輌サプライチェーンの運用により、車輌滞留平均時間を14%削減。

■経済効果

直接計測できる人件費の削減効果だけで、年間約2100万円のコスト削減が実現。
※ 評価検証は対’03年度比’05年度見込み(’05/9月のみ見込み金額で算出)
但し、車輌滞留時間については対’03年度月平均比’05年2月の単月比較。